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現役社員が転職エージェントの取り分やノルマなどの裏事情を語る

こんにちは。

転職活動を進める上で転職エージェントを利用する人は増えてきています。転職エージェントを利用する人の中で、このような疑問をお持ちになった方はいらっしゃいませんか?

「エージェントってノルマのために動いているのかな・・・」

「転職支援をして得られる取り分ってどのくらいだろう・・・」

という疑問です。

ここら辺は気になる点が多く、実際に知りたい方もいらっしゃると思います。「無料で転職支援をしてくれるなんて怪しい」と思う方もいるのではないでしょうか。

人材紹介の業界はブラックな環境で働かされている、という噂もよく耳にしたことがあると思われます。ブラックな環境だから対応もいい加減になってしまったりしないだろうか、と転職エージェントに登録を考えている人は少なからずいます。

今回、私は転職エージェントで働く現役社員として、求職者の皆さんの悩みを解決すべく、エージェント側の実態に迫りたいと思います。

転職エージェントのノルマとは?

実際に人材紹介で経営を成り立たせている企業にはノルマがつきものです。しかし、企業によって目標設定値が違うので、求職者の方に直接影響する場合とそうでない場合があります。

では、いったいどのような種類のノルマがあるのか、これからお伝えしたいと思います。

上記にも述べましたように、ノルマ数字は企業ごとに異なります。たとえば、紹介手数料(エージェント登録者が入社した際にその入社先企業の約3か月分が手数料として転職エージェントに支払われる)や決定人数(転職者の内定数または転職成功の実績)、企業への応募数、面接の通過する確率の高さなどがあります。

以下にノルマの代表例として二つのものについて紹介していきます。

『紹介手数料』ってなに?

ここでは、多くの人材紹介会社で採用されている紹介手数料について書いていきます。上記にも軽く説明はしているのですが、もっと詳細にお伝えしたいと思います。この手数料は転職エージェントにとって重要なもので、その企業の売上に関係していきます。

転職エージェントの登録者がエージェントを通して転職を成功させた場合、つまり企業から内定を得た場合、その内定先の企業からノルマの成功報酬としてお金を受け取ることになっています。

売上はもちろん高い方が良いに決まっているので、エージェントも登録者にはできるだけ年収の高い企業に転職してもらおうとします。転職先企業の給料の数パーセントを手数料としていただくので、年収が高い企業に転職してもらった方が転職エージェントにとって嬉しいですよね。

そのため、転職エージェントに登録をする際、電話やメール、または直接会って面談をしてご自身の希望の職を言うのですが、この場合希望年収が高い登録者を優先して対応することが多いです。エージェントにもよりますが、ほとんどがそのお通りでしょう。

つまり、年収が高い企業に転職をしたいと考えている人には、案件が頻繁に紹介されるということにつながりますが、逆に言えば、そこまで年収の高さを重視していない求職者にはあまり案件の紹介は回ってこないということになります。

『決定人数』ってなに?

こちらのノルマの場合、売り上げは関係なく、実際に転職を成功させた登録者が何人いるかに左右されます。

そのため、求職者の希望はお構いなしに否が応でも転職をさせようとする転職エージェントも少なくありません。

しかし、上記に紹介した紹介手数料の悪い部分のように、希望年収が低い人が後回しされるということはないでしょう。ひとくくりに言えば、年収の良し悪しで対応が変わるということはないので、こちらのほうが平等と感じる人が多く、良い部分です。しかし、こちらにも悪い部分はあります。

それは、年収の高さは関係ないので、転職者の年収交渉を転職先企業と積極的にしてくれない傾向がります。

ノルマ主義にうんざりするようであれば、他の転職エージェントに登録をしてみるか、担当者を変えてみるのはどうでしょうか。

転職エージェントの『取り分』は果たしていくら?

転職エージェントは、求職者として登録をした人材が企業の選考を通過し内定を得たときや入社手続きが完了した際に、人材紹介の対価として取り分を手に入れることができます。

その取り分の量は企業や転職エージェントが設定している報酬にもよりますが、約3か月分が相場となっています。そのため職務経歴書の書き方や書類の添削、面接の練習などの転職支援サービスが充実しているんですね。

転職者が転職を成功させるために最善の方法で尽くしてくれます(報酬のために)。

もちろん、取り分を得るにはノルマを達成するしかありません。それは四半期ごとに設定されていたりするので、可能性は低いですが決算前には求人の紹介が少しいい加減になる事があるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

エージェントによっては自分たちの目標をなんとしてでも達成しようという野心溢れるところもあるので、登録してみて違和感を感じたら距離を取ってみることが大事です。

それによってご自身に合ったものを探すきっかけになる事もあります。

良い転職活動になることを祈っています。

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